バツイチ40代男の一人旅(鉄分多め)

40男の日常と旅行とちょっと風俗。

土佐くろしお鉄道

窪川からは、土佐くろしお鉄道に乗って中村駅を目指します。

中村駅は、ウィキペディアによると2014年にブルネル賞という賞で優秀賞を取ってます。リノベーションがうまく言ったようです。

私は、仕事で、リノベーションを検討することが多いので、ぜひ見ておきたいのです。

 

では、一路、中村駅へ。車両は、TKT8000系という気動車なのですが、クロスシートロングシートを組み合わせています。ボックス席を一人で悠々と占拠できます。

写真を撮った時点では、私だけしかいなかったのですが、この後、数人が乗車してきます。しかし、土曜の昼間にこの人数で経営が成り立つのだろうかと思えるレベルです。

10人に満たない乗客を乗せて、窪川を出発。

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土佐くろしお鉄道は、なかなか高規格な路線でして、気動車単行ながら、普通列車でもなかなかのスピードで飛ばします。若井を過ぎると予土線と分岐してトンネルの中に掘られたループ線を通過します。

なんかこの時、ずっと、スマホGoogle mapで、現在地を見ながら乗ってました。ループ線初めてなんだけど、ループ感に乏しかったです。

 

途中土佐佐賀駅で、列車交換です。

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太平洋が見えてきました。港内にこんもりとした小島があります。

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佐賀公園駅まで来るとしばらく太平洋沿岸を走ります。f:id:single42:20170813182452j:plain

太平洋。伊予灘とはうって変わって雄大な感じ。

伊予灘ものがたり乗ってた時とは、太陽の方向が違うのもあって、開放感がすごいんだよね。

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土佐くろしお鉄道の駅には、だいたい、津波に注意の看板が出ています。ここは有井川駅だったかな。南海トラフ地震というのに備えているのでしょう。そういう地震が来ないことを願うばかりです。f:id:single42:20170813182808j:plain

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そうこうしているうちに、中村駅へ到着。すでに、これから乗る岡山行きの南風24号が、発車を待っていました。(宿毛方面行きの気動車もすでに待ってますが、38分も乗り継ぎ時間があるようです。)f:id:single42:20170813183136j:plain

この鉄道は、空と海の雄大さがとても感じられます。予土線が山と川の路線であるのと非常に対照的です。

窪川駅

窪川に着きました。2時間11分かけて予土線全線走破!!

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 ビールを調達しようと思ったが、駅前、何にもないぞ。

タクシーロータリーがある駅で、調達ができないなんてことがあるとは、東京の生活に慣れていると考えられませんが、現実です。

コンビニや商店はありませんが、戦後、鉄道が通ったことを記念した記念碑がありました。

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高知から、窪川行きの普通列車(と言っても単行)が到着しました。さすがに、予土線よりはいい車両使ってます。

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窪川駅では、13分の待ち合わせで、14時ちょうどに中村を目指して列車が発車します。

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予土線3

山と霧の深い駅にたどり着きました。江川崎駅です。

この駅では、列車交換もないのに9分停車します。車両にトイレがないので、トイレ休憩のためでしょうか。f:id:single42:20170813174536j:plain

例によって一服します。

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江川崎は、いつのまにか高知県に入っていて、四万十市にあるらしく、駅を出ると大きな観光マップがありました。f:id:single42:20170813174837j:plain

この休憩中に、お茶でも買いたかったのですが、トイレに行きたくなると降りるか漏らすかしかないので、断念して、再乗車します。

 

江川崎駅を出ると車窓から四万十川が見えます。沈下橋が見えます。

初めて見た。ちょっとドキドキします。

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有名な半家駅(ハゲ)です。増毛駅が現存していた時は、ハゲ駅から増毛まで片道切符などが買えたそうですね。あと20年くらいしたら、半家駅も無くなってしまっているかもしれません。

もう、近永でてからは、そのくらいの乗車人数です。

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美しい山や川の風景を見ながら、なぜか、この辺から路盤の規格が高規格になってきて、結構なスピードで窪川を目指します。f:id:single42:20170813175551j:plain

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予土線2

北宇和島を出てから、こんな感じで山を登ります。f:id:single42:20170813172710j:plain

宇和島をでて2駅目の務田駅(むでん)読めますか。ちなみに土曜日の午後なんですけど、中高生が多く乗ってました。

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秋の予土線は、稲の刈り入れも終わり、のどかな風景が広がります。写真を撮ることができなかったのですが、山には、みかん畑が広がっています。f:id:single42:20170813172834j:plain

 

務田の次の伊予宮野下駅というところで新幹線と列車交換です。

単行の0系新幹線が単線の閑散路線を走っている。。素敵なことです。海洋堂えらい。f:id:single42:20170813172902j:plain

近永に着きました。鬼北町の中心地で、ここで、ほとんどの学生客が降りていきます。

予土線も大半は、宇和島と近永の区間運転のようです。

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予土線へ

宇和海に乗り、一路宇和島を目指します。

途中の八幡浜駅ですが、特に何もしてません。四国一西にある駅として、九州へのフェリーへの乗り換え駅として有名なので、撮っておきました。f:id:single42:20170813161318j:plain

 

宇和島駅に着きました。予土線への乗り換え時間は、5分。少し遅れて到着したので、お茶もお弁当も買えずに即乗り換え。

しかし、このローカル色溢れた頭端式ホーム。風情があります。

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予土線に乗りました。まず思うのは、恐ろしく遅いことです。原付くらいのスピード感で、窪川方面へ山を駆け上がります。単行ですが、宇和島駅発車時点では、そこそこ混んでいます。

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北宇和島駅を出ると、左は、予讃線、右は予土線と分岐します。予土線の方が低く見えますが、この先、山を登るのです。

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伊予大洲駅へ

終点の伊予大洲駅まで、車窓風景とみかんを楽しみながら向かいます。

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喜多灘駅です。大洲市伊予市の境界上にあるそうです。こういうのもおもてなしなんでしょうね。嫌いじゃないです。

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天気が良くなってきました。伊予灘、瀬戸内海、本当に美しい。

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五郎という駅では、たぬき駅長によるおもてなしが・・・

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伊予大洲駅へ到着です。別のお姉さんがお出迎えしてくれます。

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次の宇和海まで少し時間があるので、駅の外に出て、例によってタバコを吸います。

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次の宇和海に乗り、そのあと、予土線窪川に行き、中村まで出てから、児島に戻るという行程を予定しているので、伊予大洲駅で、宇和海の指定と、南風のグリーン車を予約します。

駅に戻ると、よくわからんが、武将がいました。折り返しの伊予灘ものがたりのお出迎えでしょうか。

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宇和島まで連れてってくれる宇和海がやってきました。残念ながら、グリーン車は連結されていません。

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伊予灘ものがたり4(下灘)

伊予上灘という駅を過ぎると、唯一の停車駅である下灘駅に着きます。

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灘駅です。あの青春18切符のポスターになるでおなじみの日本のふるさとの原風景的存在の代表として、日本全国に名を馳せている。下灘駅です。

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駅舎内には、ご自慢の風景写真がずらり。オレンジと青が美しい写真が多いです。

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あの有名な屋根です。もうちょい天気がよければなぁ

花が植えてあったりと、JR四国だけではなく、地域をあげておもてなししてくれます。

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青春18切符の構図で撮ってみました。雲が多いなぁf:id:single42:20170813161142j:plain

 

確かにここの風景は素晴らしい。1日中海を眺めてぼうっとしていられそうな感じです。

 

動画です。海は、本当に美しいです。お姉さん達も観光客と一緒に戯れてくれます。

 

え

 

喫煙所です。

ここで、タバコを一服。JR四国は多分全ての駅に喫煙所がありそうです。

(あらゆる途中駅で、ストレスなく一服できました。)

かつては車内にも喫煙室を設けていて、撤去したわけではないのだから、使えばいいのに、全ての特急でも車内禁煙となってしまいました。

喫煙者と非喫煙者の両方の幸せのためには、JR東海のようにN700系のような喫煙室を設けるべきだと思うんですがね。鉄道の長距離旅行に、酒とタバコは、欠かせないと思うんだけどな。

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出発時には、地域のおじいちゃんがずっと手を振ってくれました。客も全員手を振り返します。(なんとなく感動してしまい、泣いている人も・・・)f:id:single42:20170813141750j:plain

停車時刻を終えて、出発すると、また、お姉さんがやってきます。

なんと、みかんを振る舞ってくれました。しかも激甘ッッ

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 みかんと車窓風景を楽しみながら、伊予大洲駅へ向かいます。